バイアスとヒューリスティックについて書かれたUX/UI デザイン関連の内容をここ何年かで多く見かけます。それらがどう違うとか、どう活かすとかの議論の前に、知覚と認知自体がデザインだけでなく、マーケティングそのものに多大なる影響とマーケティングを構成する要素になっているという根本的な理解がまず必要です。マーケティングが変化してきたから、UX/UIデザインの必要性があることは過去の記事で説明しましたが、製品やサービスの質や値段以上に価値そのものを言及される時代になったため、知覚と認知の理解がより鍵を握る時代になっているわけです。

そこでバイアスとヒューリスティックをテーマに、何回かにわけてUX/UIデザインの理解を掘り下げていきます。

富士山に登ったか、エベレストに登ったかの違い
バイアスとヒューリスティックの言葉の意味については様々なメディアでされていますが、わかりやすい身近で想像しやすいモノゴトをベースに理解を広げていきます。プロジェクトを通していつも説明しているのが、登山です。例として
確証バイアスとは、自分がすでに持っている先入観や仮説を肯定するため、自分にとって都合のよい情報ばかりを集める傾向のことです。認知バイアスの一種で、自分の思い込みや周囲の要因によって非合理的な判断をしてしまう心理現象です。
ヒューリスティックとは、意思決定の場面において、緻密な論理で一つ一つ確認しながら判断するのではなく、経験則や先入観に基づく直感で素早く判断することをいいます。メンタルのショートカットで、ある程度正解に近いレベルの答えを導き出すことですが、必ずしも正しいとは限りません。